東逗子まであれこれ

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■2000/5/20

　本来はこの日に行くはずだったのだけど・・・。
　久しぶりの山行きということもあって、張り切って用意をする。鷹取山はそんなに長いルートがないところなので、重装備は不要。でも、一応応急キットも用意した（虫さされ用の薬と、けが・捻挫の応急処置用品をまとめたもの）。カメラは新しく買ったデジカメのみ（オリンパスのCAMEDIA　C-860L）。今回はこの新しいカメラが、SFXのサブカメラとして十分使えるかどうかのテストも兼ねている。
そんな感じで張り切って用意したというのに・・・この日は見事なくらい曇りのち雨。しょうがないので、一日中HPの更新案を考えたり、本を読んで過ごす。雨男か、裏目男か・・・。

■2000/5/21　午後4時まで

　この日も、8時に起きてみたら雨。12時くらいまで時間をつぶしつつ天気の気配を見るが、あんまし上向いてくれる様子はない。

「やっぱ、今晴れても道ぐちょぐちょだろうなぁ」

なんだか気が抜けてしまったので、昼寝をする事にする。
　　　　　　　　　　　　　　：
　目が覚めてみると・・・。

「げ！めちゃめちゃ晴れてるやん！」

　お天道様にからかわれているようだ。
　時刻は午後4時ちょっと前。微妙な時間帯だ。鷹取山は一番長い行程でも2時間半程度のところなので、最短コースを行けば日のある内に帰って来れないことはない。
　少し考えて、結局行くことにする。そもそも今回の目的はデジカメの性能評価とルートを覚えること、どんな植物が生えているか調べに行くこと。 道を覚えるだけだったら、たいして時間は喰わないはずだ。もう春の花の季節は終わってしまっているので、写真を撮るのに時間を食うこともないだろうし。

■藤沢〜東逗子駅

　急いでJR藤沢駅に向かう。
この時間帯には運が良く、すぐに電車に乗ることができた。JR大船駅で横須賀線に乗り換え、最寄りの駅である東逗子に向かう。
しかし、鎌倉・逗子周辺は不思議なところだ。そんなに田舎でもないと思うのだけど、すごく落ち着いた雰囲気がある。緑が多いせいか、お寺などの古い建物が多いせいか・・・住むなら、こんな所に住みたいね♪
　ガイドブックを見ながら、時折東逗子あたりの空模様をうかがっていたのだけど…。

どんどんどよどよどよどよどよ（←黒雲のテーマ）

「…東逗子駅のあたりを黒雲が覆っているように見えるのは、気のせいか？」

　気のせいではなかった。電車の進む先に、でっかい雲が鎮座ましましている。しかも、真っ白な雲でなく黒雲。何だか付近も暗くなってきた。逗子駅のあたりより2段階くらい暗い。

（お天道様に嫌われてるか、はたまた雨雲に好かれてるか・・・。）

　これで、駅から登山口が遠かったら絶望的だ。その時はおとなしくとんぼ返りしようか…定期で改札通ったから、電車賃取られないし。
　が、さすがに運はどん底ではなかったようで、登山口は東逗子駅のすぐ近くだった。途中、石垣にウツギか何かの白い花が目に付く。空は暗いけど、なんとか天気はもちそうだ。PRO TRECで気圧を確認するが、特に下降傾向にはないみたい（あんまりいい数値でもなかったけど）。