登山道〜神武寺(2000/5/21)

 鷹取山は、周りに団地が多い。ということは人も多く訪れるだろうから、山地性の植物はあまり期待していなかった。鳥獣保護区だけど、どうかなぁ・・・。

 登山口のカンバンを通り過ぎ、コンクリートの石段となっている薄暗い山道を登っていく。道脇にはウツギsp.,ヤブニッケイ、イヌビワ等が生えている。木々のせいで頭上は開けていない。薄闇にウツギの白い花が映える(何回もウツギだと言っているものの、実はけっこう自信がなかったりする)。多少勾配はあるが、気になるほどのものでもない

 登っていく内、お地蔵様が並んでいる所を通り過ぎた。そこからはほとんど平らな道になり、コンクリートの舗装(?)もなくなる。



(イラクサが多いなぁ。こいつは雑草扱いの草だから、ちょっともらって帰って食べてみようか?)

 などと考えながら歩いていたのだけど、いつの間にやら、道脇に見知った草がたくさん生えるようになっている事に気付いた。結構たくさんある!まず最初に目に付いたのはユリ科sp.(最初はチゴユリかと思ったが、それにしてはどうもごつい。茎が二股に分かれているものと分かれていないものがあり、前者はアマドコロかササユリ?後者はオオチゴユリかホウチャクソウと思われる。花の痕を見つける事が出来なかったため、確認できず)、テンナンショウ、ハナミョウガと、見慣れた植物が次々に目に飛び込んできた。季節柄もう花は終わっているが、春に訪れるのが楽しみだ♪

 こりゃぁいいわ、と思っていたら、お寺の山門が。あれ?登りはもう終わり?(所要時間30分程度。はっきり言って物足りず)

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