ツリガネニンジン
キキョウ科ツリガネニンジン属

撮影地:鴨が磯(鳥取市網代港の近く)
撮影日:2005年8月16日
同定度:いくらなんでも間違ってないだろ…。

日本全土の山野に生えるキキョウ科の植物…なんですが、わたしはまともな山地で見た事は一回しかありません^^;(東京都八王子の高尾山で)

鳥取では海岸沿いの山地(というか、もろ海岸)に雑草レベルで生えています。
日本全土どころか南千島、樺太の山野にも普通に生えているようで、分布地からするとどこで見かけてもおかしくないはずなんですが…テレビでは高山植物として紹介していたのを見た事があるので、高山植物としての知名度の方が高いのかな?

サイヨウシャジンの変種だそうです。こっちは山口県の秋吉台にしこたま生えてますw

若芽は食用に、根は薬用にできるそうです。
根は肥厚して白いそうですが…引っこ抜いたことないからわかりません^^;



花期は8〜10月なので、夏から秋にかけての花ですね。
青紫色のかわいい花は、見ていて涼やかな気分になれます^^
花は釣り鐘型です。よく似た花に『ソバナ』がありますが、ツリガネニンジンが本当に釣り鐘のようなかたちなのに対して、ソバナは三角形のような感じなので区別できます。

↓こっちはソバナ


たまに、白花と言ってもいいくらいに色が薄いものもあります。

さは30〜100cmになり、結構大きい個体が多いです。
全体が大きくて花が結構小さいので、全体と花を両方写し込もうとすると、結構苦労するかも^^;
ちょっとわかりにくいですけど、葉っぱは茎をぐるっと取り囲むように生えます(輪生、というやつです)。
縁には鋸歯があります
キキョウ科にはこのタイプが結構多いですね。茎には毛があります

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