大和鉱山跡 (山口県美祢市)

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  どこにあって、どんなところなの?
  ルート風景
  ここで見ることが出来る鉱物の一例

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掲載日 : 2011/03/16

どこにあって、どんなところなの?


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某全国版鉱山跡ガイド本に載っているくらいなので、鉱物愛好家の方には有名な場所なのでしょうけど…一般の方は、県内に住んでいても存在すら知らない方が多いのではないでしょうか?^^; (少なくとも、わたしは知りませんでした><)

JR美祢線の於福駅から歩いて20〜30分程度の距離にあるのですが…2010年の大雨の影響で、本記事掲載時には美祢線が完全に運休しており、復旧の予定も聞きません(汗;
一応入り口近くに駐車出来るスペースがありますので、車で行くのが一番なような気がします。
於福駅の近くに 『道の駅 於福』 がありますので、まずはそれが目印になります。

古くは『於福鉱山』とも呼ばれたそうで、明治以前から昭和中頃まで銅を採掘していたそうです。
鉱床は、スカルン鉱床ですね (スカルン:石灰岩がマグマ/火成岩と接触交代作用を起こしたものです)。
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ルート風景

目印さえ知っていれば簡単に行き着く事が出来ますが、知らなければさっぱりわかりません^^;
(『大和鉱山跡って何処ですか?」 って訊いても、「は!?」 って反応が返ってきそう)
また、鉱山へのルート入り口に入ってからも、知らなければ 「ホントにここでいいのか!?」 と思いかねない様子なので…。
そういうわけで、それぞれ写真入りで説明ページを作ってみました♪

鉱山跡までのルート
美祢線於福駅⇒ルート入口
ルート入口⇒鉱山跡 2011/04/04掲載
鉱山跡風景
坑道入口跡付近 2011/04/09掲載
カラミの山 2011/04/10掲載
ズリ・最上部のズリ 2011/04/10掲載


ここで見る事が出来る鉱物の一例

もんじゅは自然石を同定するのが初めてなので、全く自信がありません(汗;
見当違いの事を書いていたら、どしどしツッコミを入れてくださいまし!(^^;
石灰石が中途半端に大理石化したもの、でしょうか? あちこちに転がっていました。
岩石中の銅分が酸化して、緑青状態になっています。
最初からこうだったのか、空気に接触してこうなったのかはわかりません^^;
「鉱物じゃないやん、これ!」 という突っ込みはなしの方向で^^;
銅を精錬した時に出て来る不純物の塊、『からみ』(金ぐそ)です。
写真が悪くて申し訳ないのですが…。
中央少し下の白く写っている部分は、肉眼で見た時は透明度がかなり高く、平行四辺形の結晶になっていました。 方解石かな?
母岩の中に、赤褐色の結晶がたくさん…おそらくガーネットだと思います。
厳密に言えば、ここで産出するのは 『灰ばんざくろ石』(グロッシュラー)だそうです。
母岩の中央付近に、黄金色の金属が顔を覗かせています。
『黄銅鉱』(キャルコパイライト)だと思います。
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