勝山御殿跡にミツガシワを探しに
(山口県下関市田倉)

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某紙の地方面に「勝山御殿跡のミツガシワが見ごろ」との記事があったので、2011年の4月某日、写真を撮影しようと勝山御殿跡に向かいました。
とは言うものの…。

 ・勝山御殿の場所がいまいちわからない
 ・下関の方は、土地勘が全然ない

という、二重苦状態での出発です。
しかも、この場所を知るきっかけとなった某紙の記事には『勝山城址(あと)』と表記してあり、
「『址』って『跡』の事だよね…地図調べても『勝山御殿跡』でしか出てこないし…ホントに勝山城跡であってるの!?(汗;

な3重苦状態。 フリガナクライフッテクダサイ、ア×ヒシンブンサン orz

土地勘がないせいで、

「近くに目印になるようなものがない…2号線から、長府駅の所で曲がって山陽本線沿いに進めばいいのかな?

なんておバカな判断をしてしまい、住宅地に迷い込むハメになったりしましたが…なんとか勝山御殿跡にたどり着きました。


さて、到着したものの…初めて来る場所なので、目指す池がどこにあるのか判りません。

案内板を見てみます。
右上の方に池が描いてあります。これかな?

とにかく、御殿跡の方に向かってみる事にします。

石垣が見えてきましたし、とりあえずそっちの方に進んでみましょう。

石垣の下に、池があるようですが…

いくらなんでも、これってわけはないでしょう。
完全に干上がってますし。

アレ? なんか白いの咲いてる。
ま、まさか!?
※ミツガシワ自体は以前見た事があるので、どういう植物かは知っています。

なんですと!?

「いくらなんでも、この扱いはヒドイだろう…」とは思いつつ、間近まで近づける状態になっている(と言うか、ほったらかしとしか思えない)ので、 間近まで近づいて写真を撮る事にしました。


『ミツガシワ』の名の由来となっている、三つ揃って出る葉っぱです。
心なしか元気がない気がしますが(汗;

地下茎の張り具合がわかる、貴重な写真です。
ていうか、普通こんな写真が撮れる状態になってる所ってありません(汗;

「県内数箇所しかない自生地でしょ、どうにかしたげなよ!」
と思いつつ、折角なので一応石垣の上の方(広場になっています)にも行ってみたところ…。

ちゃんと保護された池があるというオチでした^^;

どうやら下の池に生えているミツガシワは、ここから逃げ出したもののようです。 扱いに困っているのかもしれませんが、水くらい入れてあげなよ!><

それにしても、カラカラに乾いた池で花まで咲かせているミツガシワのたくましい事!
『氷河期の生き残り』はダテじゃありませんね。

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