インストール失敗?
まずはともかくインストール・・・あれ?



買ってしまった超漢字!

 そもそも、僕がBTRONの事を知ったのは大学3年生の時。友達がBTRON準拠のOS(その時はそもそもBTRON仕様の事も知らなかったので、TRONというOSがあるんだと思っていた。その誤解がずいぶんと長い間続くのだが)の紹介記事を見せてくれて、一緒に「なかなかよさそうやね」と、言っていたのが始まりである。その時は、Windowsへの反発もあって、「こっちに変えてみようかな?」と思ってみたのだが・・・当時の価格、5万円だか8万円。当然、貧乏学生である僕に手が出よう筈もなく・・・それから、ことある毎に気になっていたのだが、明確な使用意図もないのにそんなお金を懐から出す気にもならず、いつの間にか忘れてしまっていた。
 それが、1999年、メールニュースに『BTRON仕様のOS 超漢字発売!』という記事が載っていたことで思い出し、価格を見てみると・・・。
「ナヌ!1万円程度!?」
 ちょっと高いが、気まぐれで懐から出てくる金額である。しかし、winばっかり使ってるし・・・ハードディスクのパーティション切るのもめんどくさいしなぁ・・・。
 と、後ろ髪惹かれつつも購入をためらっていた。

 そんなこんなで2000年の2月くらい。いい加減一太郎をver10にバージョンアップしようとパソコンショップに行ったら・・・超漢字の箱が1つだけ、しかも目立つ所に置いてある!
(あう、でも、1万円、1万円・・・1万円あったら、ゲームだいたい二本買えるし飲み代3回分くらいだし日本の野生植物よりも高いしあうあうあう)
 思いっきり迷う。しかし、この時点で負けは決定していた。
(と、とりあえず、一太郎探そう、一太郎)
 一太郎の、あの赤いパッケージを探す・・・超漢字の真下ぁ!?
 もう、そこまで行ってしまうと、超漢字を手にとって見てしまうのは自然の理。僕はしげしげとその淡いグリーンのパッケージを眺め・・・。
 一太郎10と一緒に超漢字をレジに持っていくのに、さして時間はかからなかった。

インストールしてみよう!・・・あれ?

 さて、買ってきた一太郎10と超漢字を家に持って帰り、とりあえずインストール、ということになる。まずは、一太郎10をインストールし、ハードディスクのパーティションに備えてファイルを待避しておく。で、ハードディスクのパーティション切って、と。パーティション切るのは始めてだから、めんどくさくて難しいものだとばかり思ってたけど、そんなでもないんだね、これ。

 準備が整ったところで、超漢字のインストール方法を読んでみる。こっちもそんなにめんどくさくないな。
 超漢字用に用意したハードディスク容量は3GB。いくらなんでもこれだけあれば足りるだろ、と、インストールを開始する。環境は、もちろん全機能フルインストール!まぁ、基本機能だけでも事足りるとは思うし、多言語環境なんか何に使うんだ、という突っ込みも来そうだが・・・いいやん。したかったんだから。
 インストールを始めてしまうと、後は待つだけ。タバコを吸いながら、画面のカウンタが上がっていくのを待つ。
 1,2,3・・・18,19,20・・・しーん。
(あれ?CD止まった?飛んだのかな?それとも、単に内部の処理に時間かかってるだけ?)
 とはいっても、インストールの時の内部の処理って、そうそうあるもんでもないと思うけど・・・だいたい、ハードディスク止まったまんまだし。
 10分経っても動いてくれないので、仕方なく電プチする。同じ手順で、もう一回・・・また止まった。あれ?なんで?
 フルインストールしたのがまずかったのかと思い、標準インストールに変えてやってみる・・・ありゃ、こっちもダメかぁ。
(機種依存の問題なのかな?それとも、CD不良?カウント20で止まってるところがアヤシイよなぁ・・・。)
 思いつつも、多言語環境なんか使わないや、と思い直し、最小構成でインストールする事にする。
 あ、すんなり終了した!

余談:このときの事を、メールでパーソナルメディアに問い合わせてみたところ、すぐに次の日くらいには返事が返ってきた。いい会社だ(不具合の方は解消できなかったけど、多言語環境が必須ってわけでもないしねぇ・・・。)。
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