実機の名称規則

 ここでは、実機の名称規則を解説しています。
 全くもって役に立ちませんが、知ってるとゲーム中で「ニヤリ」と出来るかも?(笑)
 なお、間違い等の指摘は掲示板等でお願いします(^^;

米軍

 F-**   見たまんま、「戦闘機」です。
 昔は純粋な戦闘機にこの名称が適応されていたようですが、最近は殆どの戦闘機がマルチロール(なんでもできる事)化しているため、あんまし当てにならないようです。例えばF-16やF-15E、F-14Dなんかは、間違いなく『攻撃機』に分類される筈ですし(笑)
 番号は、ある時期以降は一応順番に並んでいます。空いているところは、後述の、選定から漏れた『YFナンバー』であることが多いようです。
 ちなみに、F-117ナイトホークはどう考えても戦闘機ではないのですが(ドックファイトなんぞやったらすぐ失速しそうだし(^^;)、開発時の機密やら何やらの関係でFナンバーになっているようです。
 A-**   こっちは「攻撃機」ですね。
 「攻撃機」の定義は、「優れた対地攻撃能力を持ち、ある程度の空戦能力もある」機体のようです。
 Fナンバーの所でも触れましたが、最近の戦闘機はマルチロール・ファイターであることが殆ど当たり前なので、死語になりつつあるようです。
 F/A-18ホーネットは「どっちでも」のナンバーになってますが、機体設計当時は、戦闘機並の空戦能力を持つ攻撃機なんて無かったんでしょうね(^^;
 B-**   こっちは「爆撃機」です。  B-1ランサー移行は順番に並んでいるようですが、B-2スピリット(三角定規みたいなステルス機のアレ)以降が開発されているのかどうかは良く知りません(^^;
 YF-**   これは「試作機・原型機」です。
 新しい機種の選定に使われるものがこのナンバーをつけられます。有名な所ではYF-23(YF-22に蹴落とされた)や、YF-17(YF-16に蹴落とされたが、F/A-18の原型機になりました)があります。
 この番号、選定された機種は『Y』が取れて、そのまんまFナンバーになっちゃいます。蹴落とされた方は、そのまんまFナンバーの欠番になるようです。
 X-**   こちらは「概念実証機・実験機」です。
 ここに属する機体はあくまで「新しい概念が有効かどうか検証する」ためのものですので、既存の機体を一部改造したものなどもあるようです。
 有名なのは『エリア88』に出てきたX-29でしょう。また、スペースシャトルも実験機扱いです。このナンバーがつけられている機体は実験用のため、失敗作も多いようです。垂直離着陸機の実験機には、1cmも浮かなかったものすらあるとか(^^;
 ちょっと前(1/20/2002現在)に選定が終了した『JSF』は、X-32、X-35共にナンバーに入っていましたが、選定されたX-35の方は、Yナンバーを通り越してF-35になっちゃいました。これは、「開発に時間がかかるだろうからXナンバーにしとけ」てな事だったようですが、素直にYナンバーつけてりゃよかったのに(^^;


航空自衛隊機

F-**  「戦闘機・支援戦闘機」です。
 米軍の場合と違って、対空戦闘能力がある機体は、なんでもかんでもここに入るようです。F-1なんて、まさにそうですしね(^^;
X-**  「試作原型機・概念実証機」みたいです。
 米軍では分かれていますが、これまたごちゃ混ぜになっています。F-2なんてちょっと前まで『XF-2』でしたが、米軍であれば間違いなく『YF-2』でしょうから。
 エアダンに出てくる『XF-3』は、この規則に従ったお遊びだと思われます(笑)
 ごっちゃになっているのは、米軍のようにたくさんの実験機・試作機が作られる事がないためだと思われますが、「そこまで兵器に力入れてないよ」という意思表示なのかもしれません。
 T-**   これは「練習機・訓練機」ですね。
 エアダンにはT-3、T-2、T-4が登場してます。
 F-X   「時期主力戦闘機候補」を示すもののようです。前回の『F-X』では、F-14、F-16を蹴落としてF-15が選定されました。
 特定の分類を指すものではありませんが、一応(笑)
 FS-X   こっちは「次期支援戦闘機」です。ちょっと前まで、F-2がこう呼ばれていましたね。
 F-1、F-2とも国産技術を使って開発していますが、FS-Xは国産でなければいけないのかどうかは知りません(^^;
支援戦闘機  判るような判らないような名称ですが、ぶっちゃけていえば『攻撃機』です。
 では、何故そう言わないかと言うと、自衛隊は専守防衛のためだけの組織のため、『攻撃』のニュアンスを持つ名称は御法度だとか・・・名前変えたところで、本質が変わるわけではないと思うんですけどね(^^;

ロシア機

 僕の知識が少ないので、ここの解説は非常にアヤシイです(^^;

カタカナ名称  よく、「フランカー」とか「フルクラム」とか言いますが、これは、NATOが勝手に付けた名称です。そのため、戦闘機は全て『F』が頭文字となっています(「ベルクート」だけは別。ソ連が崩壊した後の機体だからなのでしょうか?)
 ヘリの事は良く知りませんが、こっちも頭文字が『H』になっているっぽいです。
Su-**  旧スホーイ設計局が開発した機体です。現在はスホーイ設計局をなんというのか、恥ずかしながら知りません(^^;
 S-37ベルクートはこれまたこの規則に従っていませんが、この機体がまだ世界に1機しか無いことを考えると、『YFナンバー』のようなものだと思われます(経緯を知ってられる方がいれば、教えてください(^^;)
Mig-**  見ての通り、旧ミグ設計局が開発した機体です。こっちもミグ設計局を現在なんと言うのか知りません(^^;

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