空戦用語

 ここでは、空中戦に使われる用語や、機動の名称を集めてみました。
 ベテランの方々はこれらの用語を使って戦術の解説などをなさることが多いので、必要最低限の事は覚えときましょ(笑)  なお、間違い等の指摘は掲示板等でお願いします(^^;

ACM[エーシーエム]  エアリアル・コンバット・マニューバの略。訳すと「空中戦闘機動」。要するに空中戦のことです(笑)
マニューバ  「機動」の事です。それ以上に説明のしようがない(^^;
ローリング  機体をプロペラみたいに回転させること。ぶっちゃけて言えば、アナログスティックを真横に倒した時の動き(笑)
ピッチング  こっちは、アナログスティックを上下に倒した時の機動(だって、字じゃ説明しにくいし・・・。)
ヨーイング  こっちはL/Rキーね(笑) どっちかというと、「ラダーを使う」という言い方をされる。
ピッチ角  機体が鉛直方向にどれだけ傾いているかを表す数字。0で水平、+90で垂直上向き、-90なら垂直下向きになる。
 ピッチスケールで読む。ピッチスケールは、画面中央にある、縦方向の物差しみたいなアレ(笑)。
旋回・ループ  当たり前すぎるので、どう説明していいか困るが・・・旋回は水平方向に曲がることで、ループは垂直方向に曲がること(^^;
失速  減速によって、機体が揚力を保てる速度を下回ってしまい、行動不能に陥ること。
 急減速マニューバを使う時やスロー戦法では、十分に注意する必要がある。
オーバシュート  後ろを取っていたが、相手を追い越してしまい、立場が逆転すること。
ローGヨーヨー  旋回中に、機体をピッチ角マイナス方向に傾ける事で、旋回による速度減衰の緩和/増速を行うマニューバ。
 エアダンでは速度によって旋回性能が変化するので、最も重要なマニューバといえる。このマニューバを知らないと、F-2を使っても、ベテランやエースのF-14等にけっこう簡単に撃墜される。
ハイGヨーヨー  ローGヨーヨーとは逆に、機体をピッチ角プラス方向に傾ける事で減速/過増速を防ぐマニューバ。ACMやってると印象が薄いような気がするが、編隊飛行初心者には必須。よくお世話になってます(笑)
インメルマン
ターン
 上向き(ピッチ角+)のハーフループをした後、機体を反転させるマニューバ。軌跡を横から見ると、「」みたいな感じ。これも最重要マニューバの一つで、必要なタイミングでこの機動を出来ると出来ないとでは、かなりの差がでる。ただし、機動開始時に十分な速度がないと、上向いてる途中で失速して動けなくなる(^^;
 なお、この機動の途中、機体が垂直に上を向いている時に機体をロールさせると、どの方向にでも向かう事が出来る。これを現代インメルマンターンという。
スプリットS  下向き(ピッチ角−)のハーフループをした後、機体を反転させるマニューバ。インメルマンターンの上下逆で、こっちは機動開始時に十分な高度がないと地面に突き刺さる(笑)
 当然の事ながら、現代インメルマンターンと同じような事が出来るのだが・・・こっちは固有名称を聞いたことがない。無いのか?(^^;
シザース  自分と相手がお互いにジグザグ飛行を繰り返し、お互いを前に出そうとするかたち。技能・機体の特性理解が最も必要とされる機動で、腕の差がモロに出る。
 また、性能の劣る機体で勝とうと思った場合、この形に持ち込むのが一種の常套手段。ただし、持ち込むタイミングを間違えると、自ら相手の前に出てしまう結果になるので注意!(^^;
ジンキング  上下左右に機体を小刻みに動かす機動。相手に後ろを取られた時、ガンをかわすために非常に有効な機動である。
 性能の低い機種をメインに使っている場合、殆ど必須と言っていい機動です(^^;
バレルロール  らせんを描くような機動。
 非常に色々な事に使える機動で、相手の位置が前・後ろかかわらずガンを回避するのに有効だし、後ろを取られた場合には、相手をオーバシュートさせるのに使用できる。また、急減速が可能な事から、編隊飛行時の速度調整にも有効。これは絶対覚えておきたい!
 動きは派手だがやるのは簡単で、アナログスティックを真下にちょっと倒した後、斜め下にずらすと出来る。
 かなり有名な機動らしく、AC3の攻略本にすら出てました(笑)
ハイG
バレルロール
 ハイGヨーヨーとバレルロールを組み合わせた機動
 バレルロール以上に急減速が可能なので、相手のオーバシュートを狙うのに最適な機動。エンジン出力を最低にしてエアブレーキまで入れれば、そりゃもうすごい勢いで速度が落ちます(失速には注意!(^^;)。激しい機動なので比較的ガンにも当たりにくいが、上手い人はきっちり当ててくる(^^;
 また、バレルロールと同じ理由から、編隊飛行をしたいなら覚えておいて損はない。
(余談)
 もんじゅは速度調整が下手くそなので、編隊でよくこの機動にお世話になっている。ただ、他から見ればぐるんぐるん激しく動いているわけで・・・「暴れている」とよく言われます(^^;
スパイラル
・ダイブ
 急降下しつついろいろ悪あがきをする機動。この時こっそり減速して相手のオーバシュートを狙ったり、相手の自爆を誘ったりする。
 はっきり言って後ろを取られた時のやけくそ機動なので、出来れば使う状況になりたくないもの(^^;
(余談)
 急降下を含む機動なので、たまに比喩に使われることがあります。
 例:「勝率が…」「階級が…」「品性が…を通り越してVTOL状態」
ラグ・
パラシュート
 旋回戦で用いられる機動。そのままのGで旋回を続けると相手の旋回の内側に回り込んでしまいそうな時、わざと相手の機動よりも外側を回り、位置関係を保つ。
 相手が明らかに速度不足に陥っている場合などに使う機動で、実用性は結構高い。でも、マイナーな機動らしい(^^;
オフセット・
ヘッドオンパス
 旋回性能が極端に劣る相手とヘッドオン状態にある場合に使用する機動で、相手が旋回しようとする方向の逆方向にわざと一回転し、後ろを取る・・・のだそうだが、知ってるだけで使ったことないです(^^; よって、どのくらい実用性があるのかもよくわからない・・・。

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