ロシア機の簡単な解説

 ここでは、ロシア機の解説を簡単に。
 まぁ、もんじゅの知識はそんなにないので、大したことは書けませし、よく知らない機体のことは書いていません(^^; おまけに、エアダンに出てこないものも混ざっています(笑)
 なお、間違い等の指摘は掲示板等でお願いします(^^;
■このコーナで使用されている画像は、(株)SEGA-AM2 CRI事業部から許可を受けて使用させて頂いています。無断転載を禁じます。

Su-27〜Su-37

 NATO側コードネームは『フランカー』。非常に性能の高い機体で、『東側のF-15』などと言う言い方もされます。画像はこちら♪
 一般的には、電子装備はF-15に劣るものの、ドックファイト性能ではF-15を上回っているとされます。また、エンジン出力も非常に高く、それまでF-15が保持していた上昇高度・規定高度への到達時間などの世界記録を、あっさりと抜き去ったそうです。

 この機体とくれば、大半の方は『コブラ』という単語を思い出されるのではないでしょうか? これは、急激に機種を上げる事で、それこそ急ブレーキをかけるように減速する機動です。あえて書けば下のような動きになります。
 →↑→
 まぁ、これだけではそれこそサーカス芸か、後ろを取られた時のやけくそマニューバに過ぎませんが、推力偏向ノズルを装備した型では『クルビット』という恐ろしい機動が可能です。これは、コブラの途中で上を向いている時に、ノズルの角度を機首に対して垂直上向き(上の例では方向)に向けることで異常に半径の小さいループをする事で、普通の戦闘機なら180°ループするのに10秒かかる所を、ほんの3秒でやってしまうそうです。こんな機動やられたら、どうやって後ろを取れというんでしょうか(^^;
 この『コブラ』や『クルビット』はよく、実戦での有効性が議論されていますが、実際の所、こんな急激な動きをする目標に対して、ミサイルがちゃんと追尾できるのか不明だそうです(ネット対戦では、あやめさんにF-14でコブラをされ、動きが読めずにえらく困ったことがありましたが(^^;)。

 この機体も派生機種が非常に多く、その上制式名称と『自称』がごちゃごちゃに混ざっているため(確かSu-30までが制式番号で、それ以降の番号はスホーイが勝手にそう言っているらしい(^^;)、F-16並にわけ判りません(笑)。
 有名な機体ですので多くのゲームに登場しますが、エースコンバット3では異常にいい扱いをされていました(笑)

 エアダンシリーズでは『i』からの登場で、実機ではF/A-18とよく似た機動特性を持っているそうですが、ゲーム中では加速性能でF/A-18を凌ぎ、旋回性能ではF/A-18に若干劣る感じを受けます。とくれば、なかなか高性能で扱いやすいように思えますが、実際は高すぎるエンジンの推力のせいでオーバースピードになったりブラックアウトしやすかったりと、比較的乗る人間を選ぶ機体となっています。

Mig-29

 NATOコードネームは『ファルクラム』(よく『フルクラム』とも書かれますが、たぶん読みの問題でしょう)
 東側機体ではフランカーと並び称される程の高性能機体で、F-16とほぼ同等の性能を持つと言われています。また、ぎこちないながらも『コブラ』も出来るそうです。
 ゲーム等での扱いはけっこういいようですが、実機の戦績はかなりヒサンです。コソボでは確か、飛び立つ前にシェルターごと爆弾で破壊されていました。しかし、最もヒサンなのは湾岸戦争でしょう。イラクが実戦配備していたこの機体、2機飛び立ったのですが・・・パイロットの技能が低かったために、1機がもう1機を撃墜し、自分自身も墜落した(「撃墜された」ではなく)という、もう泣くしかない結果になっています(^^;
 エアダンシリーズでは、これまた『i』からの登場。旋回性能はなかなかに高いのですが、異常なほどの加速性能と、これまた異常なほどの燃料の少なさで、はっきり言ってパイロットを選びます。

S-37 ベルクート

 エアダンシリーズには登場していない機体ですが、有名ですし、F-22書いた以上はこっちも書かなきゃでしょう(笑)
 主翼は前進翼、その上にスリーサーフェイス(上から見ると、翼が6枚のアレです。Su-37なんかもそう)という非常にインパクトのある姿のこの機体、低速での機動特性に非常に優れており、もう『航空機』とは思えない動きだとか。そのため、格闘戦性能ではF-22を凌ぐ、とも言われています。そのデモマニューバの事を記したある記事は、「文章で表すことはとても出来ない」と、プロ意識を疑ってしまう事を書いていました(笑:それほどすごかったんでしょうけど(^^;)。
 また、F-22には若干劣りますが、通常出力の推力対重量比が1.3と高く、こちらもスーパークルーズが可能です。真偽のほどは判りませんが、真っ黒な機体色から、ステルス性も高いのでは?とよく言われます(ハッタリかもしれませんが(^^;)
(追記) どうも、ステルス性は比較的高い模様。しかし、ロシアの戦闘機では、ステルス性の高さよりも機動性・兵器搭載量を優先する傾向があるとか。

 機体の形が形だけに、ゲームのオリジナル機体と思われがちですが、ちゃんと実在します。ただし、これを書いている時点ではまだ世界に1機しかないそうで、2号機以降も作られるかどうか不明(スホーイの資金難が原因)だったりします(^^;

Mig-21

 NATO側コードネーム『フィッシュベッド』。もう50年も前の機体です(^^;
 『エリア88』で敵側の機体として登場していたので、意外と知っておられる方も多いのではないでしょうか?
 この戦闘機、レーダー能力がしっかりしていないそうなので、夜間戦闘をする事が出来ないそうです。米軍のアフガン攻撃では、やっぱり飛び立つ前に全機破壊されていました(^^;(「タリバンは戦闘機等を配備」っていうからコレじゃないかとは思ってましたが、やっぱコレでした(^^;)
 ただし、扱うのが比較的簡単で整備性も良好、なにより激安なので途上国では大人気だそうです。

 エアダンシリーズでは『i』からの登場。扱うのはなかなか面白いのですが、機体の性能はどう考えても最弱クラス(^^; もっとも、その性能の悪さ故に、慣れていない方のF-2なんかは結構簡単にオーバシュートしてくれたりするんですが・・・(狙ってる訳じゃないのに(^^;)
 そういう戦法の好きな方には、オススメですね(笑:一応、こいつで何回かF-2落としたことがあるので(^^;)


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